旦那さんと布団の中

皆既月食だって聞いて、外を眺めてました。
8時を過ぎてからだんだんと月が欠けてきて。
ピークは10時半とか。

10時近いころには、すっかり月が隠れていたように思うけど、11時くらいまで時間を掛けて、徐々に月が赤くなっていく様子は、ちょっと怖くて、でも不思議な光景でした。

こんなふうになるのは、次は140年後?かなにかで、似たような現象はまだまだ見られるかもしれないけれど、同じ状況はほぼ見られないみたいです。

YouTubeでもライブ中継をやってたり、聞いた話ではNASAでもやってとか。。。

こういうのを天体ショーっていうのだと思うけど、その凄さを分かっているひとたちは、ちゃんと楽しみ方を知ってるんだって思いました。

ベランダに出て、しばらく夜空を見上げてました。

裸足のままベランダに出たから、足の裏が冷たかったけれど、5分も経たないうちに慣れてきたのか、足の裏も平気になって。

冷たいことには変わりはないのだけど。。

でも足を移動させたり、違うところを踏んだりすると、やっぱり冷たくて。
足が慣れたっていうより、足を着いているところが温まってたんだっていう感じでした。

パジャマで上にパーカーを羽織って。

ちょっとだけの積もりだったけど、やっぱり外の空気は冷たくて。
居れば居たなりに体は慣れるけど、服は冷たくなってました。

わたしはわりと長く見ていたと思います。

旦那さんは、わたしがベランダに出ているのをチラッと見に来ただけ。

わたしが何回か状況を言うものだから、その度にちょっとだけ見てってかんじで。
お愛想みたいな。。。

気が付けば、先に寝室へ行っていて、布団に入ってスマホを見てました。

まだ月は赤くなっているところだったけれど、わたしも途中で見るのをやめて、旦那さんのいる寝室へ行きました。

わたしが部屋に入っても、何か声をかけるわけでもなくて、わたしも話しかけるでもなくて。

起きているときは話をするけれど、旦那さんは布団に入ると愛想が悪くなるので、あまり話しをしません。

たぶん寝るのを邪魔するなってことなのかなって感じてます。

だけどわたしは足も冷たいし、外の空気で冷えた服は、布団の中に入ると肌に触れて、冷たさを直に感じるようで。

ちょっとだけ旦那さんの布団へ足を伸ばして。
少し体温をもらいたいなって思いました。

そっとそーっと旦那さんの足に、わたしの足を当てると、あまりに冷たかったのか、サッと逃げられて。

でも布団には体温があるから、ちょっとずつ足を伸ばして、旦那さんの布団の中にわたしの場所を増やしていきます。

わたしが追っていくからか、それともちょっと足が温まったからか、旦那さんも観念したみたいで、足を当てても逃げなくなりました。

そのまま冷たい足に体温をもらいます。

それからちょっとずつ寄っていって、旦那さんの布団の中に潜り込みました。

わたしの足から逃げてたから、潜り込みやすい感じで布団が空いてて。
同じ布団の中、背を向けるようにして、旦那さんの体温を感じていました。

背を向けたままで、旦那さんはどうしているのか分からないけれど、わたしが占領しているのを大人しく許してくれてました。

体温のある布団は温かくて、ゆっくり寝るっていうほどノビノビとした感じじゃないけれど、安心感もあって気持ちが良くて。

ちょっと手を伸ばして、旦那さんの手を探りました。

もうスマホは持っていなかったみたいで、わたしが手を持つと、それに引き寄せられるみたいに体を近づけてくれました。

わたしは旦那さんの手を抱えるようにして。
もう少し近くへ引き寄せて。
腕を巻き込むみたいに、旦那さんの腕から抱きかかえて。

背中から感じる旦那さんの温かさがあって。

なんとなく、わたしも旦那さんの方へ手を伸ばしてみました。

背中を向けたまま。

そっと後ろに手を伸ばして。

最初に手に触れたのは、旦那さんの大きくなったものでした。

背中越しに手を後ろに伸ばせば、その辺なのは想像もできるけれど、お腹や腰じゃなくて、最初にそこに触れてしまったのに驚いたけれど。

なによりもいつも素っ気ない旦那さんのが、もう固く大きくなってて。

ちょっと当たって離したけれど、また手を伸ばして、そっと手を置きました。

旦那さんはわたしに引き寄せられたままで、動かずにジッとしてます。
わたしが下半身に触れたままだけど。

手を添えるようにして、ゆっくり上と下に擦ると、もっと固くなるみたいで。

旦那さんは、わたしが抱きかかえるようにしてた手を動かして、胸を弄ってました。

こういうのってとても久しぶりで。
何ヶ月も前のことで。

素っ気ないことばかりだったので、驚いているのと、わたしの気持ちも盛り上がっているのと。。

ちょっと触れるだけでも、わたしも大きく反応してしまってて。

旦那さんの方に振り返って、擦っていたのを握りました。

大きくて固くって。

旦那さんも胸に触れていたのを、お尻の方へ手を動かして、わたしの体を撫でてくれました。

それから足の間に触れて。

わたしはその刺激で何もできないまま、旦那さんからの快感を受けてました。

握っていたのも手を離してしまって。

気持ち良さに声を上げて。

旦那さんの手や指はだんだんと激しくなってて、わたしはひとりで大騒ぎをしてて。

意識ができないくらいに気持ちが上がっていく途中で、「待って」ってお願いをしました。

動いていた旦那さんの手が止まって、ちょっとひと息ついて。

旦那さんの顔を見て、わたしはもう一度、下半身に手を伸ばしてみました。

大きくて固くなってたので。

でも今度、手を触れてみたら。
もうすっかりおとなしくなってしまっていて。

いつもみたいな。。
やる気のないというか、ふだんの姿というか。。。

「どうしたの?」
って聞いても、旦那さんは何も言わないし。

それ以上、聞きようもないし。

わたしは謝るくらい。
何が悪いっていうわけじゃないと思うけど。

でも悪いことはしているし。

わたしは自分の布団へ戻りました。

冷たいと思ってた布団は、自分の体温が少し残ってて。

旦那さんの布団ほどじゃないけれど、温かくて足を伸ばして寝られました。

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