なにかにハマっても、すぐに飽きて

まだ20代の若かったころ。
わたしはいつも移り気で、なにかにハマっても、すぐに飽きて。

いまでもそこはあまり変わらないのだけど。

今よりももっと自由だったからか、気分が移り変わるのが早くて。

なにか興味があって、真剣に始めたと思ったら、いつの間にか違うものに興味が変わってっていうことが良くありました。

マンガをよく見始めたと思ったら、もう違うものを集めてたり。

しかも、お金も、それに費やす時間も、ぜんぶ自分の自由で。

独身の自由さを満喫していた気がします。

ただ、そんなだから貯金もぜんぜんできなくて。

好きなことをして、好きな物を食べて。
困ることは無かったけれど、だからといって先のことまで考えていない。
そんな感じでした。

マンガだったら、あのころは。

鋼の錬金術師。

今でも好きなのは、当時、楽しかったから。
新しいのが出るまで、楽しみに待っていて。
最初は買うことはなかったのだけど、いつの間にか揃え始めて。

買わなかったけれど・・・っていうのは、ジョジョです。

いつまでも人気があってすごいなって思うけれど。

ネットカフェへ行って、3時間くらい読みふけったりしてました。

当時、付き合いのあった友だちは、カメラが好きで。
わたしよりも10歳以上も年上で、本業はカメラや写真とは関係がなかったのだけど、副業的にそれで収入があったみたいで。
できれば、写真で生活をしていきたかったみたいだけど。。。

とても大きくて、見るからに高価なカメラを持っていたけれど。

たまに触らせてもらったのだけど、ずっしりと重くて。
それで写せるものは、自分のデジカメとは何かが違ってる感じがして。

とても興味深かったです。

だからって買えるものじゃなかったけれど。

ひとり暮らしの家とは別に仕事のワンルームがあって、そこにはカメラが秘蔵されていて。
いま思えば、そういう仕事の仕方って、知り合いのA君みたいな人だなと思うのだけど。

わたしの知らないところでお金を使っていたみたいで、ある日、アパートが留守になっていました。

綺麗じゃなかった部屋が、なんとなく片付けられて、整理されていくのに違和感があったのだけど。

そのひとがどこか知らないところへ行ってしまったことよりも、わたしは、あの大きくなカメラの不思議な存在感が無くなってしまったのが残念で。

しばらく、なにかを失った感じがしてました。

隠れ家のように遊び場にしていた、あのワンルームが空っぽになってしまったのも。

たぶん、当時も付き合いのあった西さんにお願いをすれば、まったく同じ環境って揃えてもらえたのだと思います。
生活から離れた空間というか、特別な場所というか。
贅沢なのは分かっているけれど。

楽しんでいたものが、いきなりなくなった感じ。

お願いをしたら、代償を求められるのだろうという感じがあったので、話すこともなかったけれど。

1ヶ月か2ヶ月か。
それくらい経ったころ、記憶に残るだけで心にも残らなくなった大きなカメラと、空っぽの部屋のこと。

通って読みあさったジョジョも読み終わって。

それから天然石のビーズが好きになって。
繋いでブレスレットを作るのだけど、不器用だから縛るのがうまくいかないのだけど。
でも自分で選んだ石と、ブレスレットは愛着があって。

そんなことを思い出しました。

コメント

  1. より:

    20代の頃は俺は人にハマる事が多かったかなあ
    男女問わず、同じ人といつもいるとか
    それもあんまり長くは続かないんですけど・・
    俺が一緒にいたくているのにその俺が一緒にいるのに飽きるとか・・
    振り回して周りに迷惑かけたなあって今は思います
    ガッツリとハマるって事が最近なくなったなあ

  2. ゆう より:

    きっと忙しくなったのですね