わたしがよく聞く歌手のひとりに、中島みゆきさんがいます。
どんなひとの歌でも、一度気に入ったら、しばらく聴き続けて。
少し飽きてきて。
ちょっと忘れてきたくらいのころに、もう一度聞こうって思うのか、もういいって思うのか。
そのへんが、わたしがよく聞くって言えるかどうかの境目だと思います。
中島みゆきさんは、本当に昔から聞いていて。
歌詞に書いてあるようなことを、経験していないし、考えも思いつきもしないし。
そんなことがリアルにあるとも思えないような年でした。
今でも、リアルにあるとは思えないけれど。
たとえば
〜道に倒れて人の名を呼び続けたことがありますか〜
とか・・・
ただ、それが何かを想像することも、今ほどリアリティを感じられないような年齢でした。
でもわたしには、一度聞いて、それから毎日何度も何度も聞いて。
ちょっと離れてから、また戻ってきて、またしばらく聞き続けて。
今でも、同じように聞いていて。
今日聞いているのは、「愛していると云ってくれ」。
中島みゆきさんのアルバムで、わたしが産まれる前に作られたもの。
懐かしいとも思えないような歌ばかりで、ふつうなら古くさく感じるのかもしれないけれど。
今のわたしの耳に馴染む感じで、ときどき聞いています。
全部がセリフだけで、まるで手紙を読むような「元気ですか」とか。
「元気ですか」から感情が昂ぶっていくような「怜子」とか。
「ミルク32」も好きです。
初めて、入っている曲を見たときに、曲名だけでは意味が分からないことも多いけれど。
「ミルク32」は、いかにも分かりづらいっていう歌で。
でも聞いてみると、納得というか。
それをタイトルにしてしまうんだ・・・っていう感じで。
中島みゆきさんは歌手としても長い年月だし、長いだけに曲調とか歌い方も違っているけれど。
もし初期の頃のを聞きたいって思うのなら、「愛していると云ってくれ」はオススメです。
「おまえの家」は、おだやかな気持ちで聞けるように思いますし。
「おまえ」なんていう言い方だけど。
歌詞もよく読めば、そんなにおだやかなものでもないけれど。
物語を読むような感じで聞けるのかなとか。。。
コメント
インターネット上でピアノの弾き語りをしている人がいるのですが、その人が歌う中島みゆきの「誕生」は何度聞いても泣いてしまいます。
今とは時代背景が違う歌なのにどうしてこんなにこの人の作る歌はいいのでしょうね。
たぶんですけど、共感しやすいのかな?と思ってます。
わたしも「誕生」好きです。