何も言わない

たぶん、わたしは旺盛な方だと思うし。

もともと、そうじゃなかったという思いもあるけれど、今となっては、そんなことは、わたし自身も信じられないことになっていて。

そういうことがあるたびに、誰かが必ず、正しいことを言ってきて。

そんなことは、じゅうぶん分かっているし、承知もしているし。
今さら、どこの誰とも分からないひとには言われたくない気持ちになって。

自分が一番開き直っているとも思っているけれど。
それでも、いちいち正しい言葉で、常識的なことを言われたら、どんなに聞く耳を持たないつもりでも、やっぱり気持ちは落ち込むし、心は痛むし。

もう、なにもかもをやめてしまいたくもなります。

そう言うひとが、わたしのなにを知っていて、どれだけ知ろうとしてきたかも分からないけれど。
少なからず、わたしからすれば、表の薄いところしか見えていないし、見る気もないのだろうと感じます。

だからといって、深く知って欲しいとも思わないけれど、せめて、知らないのなら知らんぷりのままでいて欲しいと思います。

いくら、人の道を外れて、ありえないことばかりをしていたとしても。
ひとと比べて、関係を持つことが多くて、そういう好奇心が旺盛だとしても。
良いことだと思っていたり、それを肯定しようとしたり、しているわけじゃないのに。

わたしの言葉が伝わらないものなのかもしれないけれど、それ以前に、そういうところに目を向けようともしていないのではないかとも思います。

だから、やっぱり、知らないひとには何も言って欲しくないと思います。

わたしだって、好き好んでやっていることばかりじゃないです。

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