家じゃなくて外?

わたしの肩越しに、後ろからそっと手を伸ばしてきて、右の胸を掴みました。
わたしにかぶさるようにして。
左手が鷲づかみにしてきます。
右手は膝を抱え込むようにして。
しゃがんだままのわたしを体全部で覆っていくみたいに。
いつ雨が降っても良いような雲行きで、ここ最近に比べたら少し肌寒いと感じるくらい。
昨日や一昨日が暖かすぎたのかもしれないけれど。
Tシャツで外に出ていても違和感が無いくらい、5月にしては暖かい日が続いていました。
暖かさに慣れた感覚もあって、少し厚着をしたくなるような。
胸を掴んだまま、服の上から形を確かめるようにして指が動きます。
背中に密着する体の温かさを感じながら、膝ごと抱きしめられる重さにも似た力強さで、しゃがんだままではバランスを崩して転んでしまいそうでした。


畑に植えからしおれてしまっていたイチゴの苗は、1日2回、水をあげることにしました。
乾かないてもすぐに水分が補給できるようにと思って、自分なりに注意深くして。
そのかいがあってか、葉っぱにはカサカサした感じが残っているけれど、だんだん起き上がって根を張ってきているように思います。
これでしっかり雨が降ってくれたら、きっと元気になると思うのだけど。。。
もうダメかもしれないってほど、水分が無くなってしまった葉っぱもあって、そっちは諦めないといけないかもしれません。
だけど元気になりつつある苗もあるから、なんとか復活して欲しいと思って水をあげました。
台所で芽を出していた芋も、土の中で大きくなっていたのか、表面に芽を出してきました。
さつま芋とジャガイモ。
食べきれずにあのままカサカサになっていたら、もったいないことになっていたと思います。
でも食用でも埋めれば新しい芋になると思って、実験のつもりもあって埋めていました。
今日はネギを切ったあとの根の部分を埋めてみました。
ダメかもしれないけれど、もしかしたら青い葉が出てくるかもしれない・・・
しゃがみこんで畑に穴を掘ってネギを埋めて、イチゴの葉を一枚一枚見て。
わたしのそんな様子を見て、
「ボタン締めて」
と、首元を指差しながら注意をしてくれました。
すぐに分からずに、しゃがんだままのわたしに近づいて。
背中越しにボタンに手を掛けて。
そのまま胸へと手が滑り、抱えるように覆い被さって。
旦那さんなりのスキンシップのつもりのようでした。
見渡しの良い畑なので、隣とはいえないけれど少し離れたところに農作業している人もいます。
家とか。
そういうときじゃないの?
ふざけているだけで、何の考えもないのだと思います。

コメント

  1. しゅっく より:

    旦那さん愛情表現が下手なのかなぁー(・・;)
    でも、旦那さんの気持ちが何となーく分かる気もします(・ω・)ノ
    どーして良いか分からないんでは無いかなー(´∇`)

  2. つよっさん より:

    お相手が旦那さんなら最高だけど、旦那さんの友達だったら・・・

  3. つよっさん より:

    ごめん早とちりのコメントしてしまいました。

  4. まつり より:

    いきなり胸をもまれてる描写から始まったのでなにがあってなんでそうなったのかと・・驚きました(^^;
    相手が旦那さんなので、夫婦の触れ合いって事で(^-^)
    場所は場所ですけど、そういう場所で触れたい時っていうのもあるといえばあるかなあ
    イチゴは水が大事っていいますから・・
    いま調子悪いイチゴもできるだけ持ち直すといいなあって思います
    芋も芽が出てるみたいで、綺麗な芋ができたらいいですね(^-^)