こんなものがくるなんて、おじさんおばさんになった証拠だなって思いました。
昔、両親が「同窓会だから」とか「同級会へ行く」とかって言って、懐かしい友だちに会っていたのを見ていました。
地元に住んでいれば、そのまま地元に残っている友だちにも会えるし、小学校や中学校も懐かしいまま残っていたり。
身近な場所で懐かしい顔に会えるんだと思います。
少し離れてたら泊まりで行ったりとか。
宿泊先の案内があったりとか。
わたしのところにきた案内は、何日か前に実家に届いたものでした。
当時の知り合いで、わたしの住所が分かる人もいると思うけれど、幹事さんにはそれが伝わっていなかったみたいで。
「こんな人いたなぁ」って名前が幹事さんのところに書いてありました。
卒業してから連絡をすることもなかったし顔を見ることもなかったけれど、クラスは同じだったので良く覚えています。
連絡先や住所の変更とか、今回の案内で分からないこととかあれば連絡をくださいっていう感じで。
ハガキには案内が書いてありました。
日程はまだまだ先だけど、所在を確かめる意味でも少し早めの連絡だったみたいです。
今まで個別に会うことはあっても、こういう機会はありませんでした。
どういう経緯で幹事さんになったのか分からないけれど、たぶん幹事さんとしても任されて不安なんじゃないかな?と思います。
実家に連絡が届いても不便なので連絡先を変えてもらおうと思って、ハガキに書いてある番号に電話をしてみました。
特に仲が良かったわけじゃないし、あれから15年くらい経っての連絡って緊張します。
「やっぱりやめとこうかな」
そんなふうに思いながら、何回かコールが鳴っているのを聞いてたら「ハイ」と。
ものすごく緊張しながら、もともとの苗字で自己紹介をして。
おたがいにぎこちない感じで。
社交辞令みたいな感じで、「元気?」と聞いたり、最近の様子を聞きながら、わたしの住所と一緒に近況を話します。
他にこんなふうに連絡してくるひとはいないみたいで、聞いてたらハガキに書いて返信してくれれば良かったみたいでした。
もともと仲が良かったひとじゃなくても、ものすごく懐かしい感じで話しをするのも楽しくて、あのときの姿しか記憶に残っていないのに、話しに聞くのは普通の社会人としての姿で。
そんなギャップも楽しかったです。
きっと同窓会に出席したら、人数分だけそういう話しがあって、もともと持っていたイメージと、実際の今とのギャップが楽しめるのかなと思いました。
たぶんわたしもそんなふうにおもしろがって見られるのかな。
連絡先を伝えるだけのつもりでいたのだけど、思いがけず余計な話しまでしてしまいました。
コメント