長閑な時間

年末を迎える前から。
毎日のように散歩をしていました。

体がなまったままでいるのは気持ちが悪くて。

体力が落ちたり、関節が硬くなっていったりする感覚があって、それは体を動かさないからだって決めつけていました。

わたしにとっては気分が良いことのひとつだったけれど、別にそれが真新しいことではないし、日常の中のひとつにしていました。

毎日、同じような時間に家を出て、決まったコースを歩いていると、かならず見かける人がいて。
何日か同じように擦れ違っていたり、立ち止まっていたりすると、おたがいに外に出てきているのを確認するような。

まるで生存確認というか、元気にしているかの確認みたいな感じがしました。

別に知り合いではないし、それ以上、関わることが無いのだけれど。

でも、見慣れた風景みたいな感じで、そこでよく見る人が見えなくなったら心配になるような。

毎日毎日、見かけるから、いつからか顔を見たら、軽く会釈をするくらいのことをしていて。

休憩とか、足を停めていて、なんとなくそこにいる時間が長くなったら、それとなく挨拶をしたり。

何も急いで歩く必要も無いのだから、そういう長閑な時間もいいなと思います。

コメント