知り合ってから、LINEとか、メールとかでやりとりを続けて。
ランチで初めて会った、うっちーというひと。
わたしよりもずっと年下で。
普段は会社に勤めていて。
わりと時間に自由になるひとが、身の回りに多かったから、「会社が・・」というやり取りや、時間帯によっては返信がないことは新鮮でした。
わたしから、あれこれと送らなくても、なにかしらの連絡があるところも。
なによりも日本語が通じるところは大事で。
ふだん話すのは普通でも、文章になったとたんに、ぎこちなくカタコトのようになったり、わたしの意図が通じないことがあるから。
それいうストレスは嫌なので。。。
一度、ランチをしてからも、マメに連絡をくれてて。
そのなかの話題から、お茶をしに行こうということになっていました。
待ち合わせて。
あらかじめ決めていたお店へ行って。
お話をしながらご飯をして。
帰り、まだ時間も早くて、手持ち無沙汰のようなところもあったから、ちょっとコーヒーでも飲んでお話しの続き。
それでも、そんなに遅くなるつもりはなかったから。
お茶もおしゃべりも、ほどほどにして帰ろうと思いました。
でも帰ろうとすると、うっちーは声が小さくなって、残念そうにも見えて。
お店から出て歩き始めたら、手を逃げられたので、繋いだまま駅まで行くことにしました。
帰る方向は違うのだけど、「一緒に帰って良い?」と聞かれて、用事があるようなイイワケをして断りました。
でも手は繋いだままだし、駅へ向かっていることは変わりなくて。
駅に着いて、改札を通るときでも、手は繋いだまま。
「ホームはどっち?」と聞かれて指を差すと、「僕も」というように、ふたりで同じ方へ歩きました。
エスカレーターの前で、先に乗るようにエスコートされて、そのときに繋いでいて手が離れました。
いくら手のひらだけでも暑いし、汗もかくので、正直、ホッとしたところもあったのだけど。
背中を押されるようにして、エスカレーターに乗って、一段したにはうっちー。
先に乗った分だけ、わたしの目線が少し上になって、背中を押してくれたうっちーの手は、わたしに触れたまま腰のあたりにありました。
エスカレーターで、うっちーに、このあとの用事がどんなことなのか聞かれました。
このあと、寄るところがあるっていう、本当じゃない用事を伝えていたので。。
「知り合いのところへ。」
という感じで答えていたのだけれど、そんなひとことふたことの間。
うっちーの手が、そっとおしりに触れました。
当たったとか、ちょっと動かした拍子とかではなくて。
腰からさっと離れた手が戻ってきたのはおしりで。
そのまま手のひらをぎゅっと押しつけるようにして。
急なことだったから、おどろいて見ると、なにも変わったことをしていないみたいに、表情を変えてもいないで、うっちーがわたしを見ました。
おしりに触っていたほうの手首を掴んで離したら、ニヤニヤというのか、ニコリというのか。。
「すみません」
とだけ言われて。

エスカレーターを下りてホームに着いたから、「帰ります」とだけ言って、ホームを歩きました。
うっちーは遅れて着いてきて。
「ごめんなさい」と謝られたけれど。
理由を求めても仕方が無いことだし、イイワケをされるだけだと分かりきっていたし。
ただ謝られたの聞いたまま、黙って歩きました。
立ち止まって電車が来るのを待っていても。
うっちーは所在の無さそうな感じで、わたしの隣に立っているだけで。
自分の家の方へ帰れば、それで解決したのに。
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