なにか用があるっていうわけでもなく。
時間が空くから、予定が合うから。
それだけの理由で、会うってなったら、だいたいそこからの話しはおんなじで。
「なにかあるの?」
って聞いて、
「何もないけど」
って言われたら、そういうことっていう理解もしています。
もうそんなことも分からないわけじゃないし。
わたしが、TTさんと会ったキッカケは、そもそもそんなようなものだし。
しばらく時間が空いたけれど。
そういうときでも、しつこくもされないで、忘れそうになれば、さらっと存在を感じさせてくるあたりは、きっと縁を繋ぎとめるのが得意なんだって思いました。
久しぶりに時間が空くからっていう、お誘いの言葉に、何気なく時間を空けて、それに答えてしまうあたり。
わたしも、ダメ人間で、きっとクズとか、カスとか言われる部類になるのだろうって開き直ってみたり。
駐車場で待ち合わせて、車が近づいてきたのを見つけたら、わたしは車を降りて、TTさんが横付けするのを待ちました。
車が停まったら、運転席から手招きするのを見て、助手席を空けて座って。。
もうその流れは、いつもの通りで、時間が経っていても、変わらないものみたいな感じ。
今日はどうしたのかとか、どうするの?とか、わたしからは特に聞きもしないのだけど。
「久しぶり」っていうのと、「どこへいく?」っていうのは、TTさんからわたしに言ってくれました。
わたしは、特にどこでも良くて。
そのままお茶をしたり、おしゃべりをしたりでも良いと思っていたし。
でも、TTさんは、特に目的地が決まっていなくても、どういうところへ行こうと思っていたのかは決めていて、特にどこって言わなくても車を動かしました。
コンビニに寄って、お茶を買って、ノドを潤しながら。
しばらく走ったところにあった建物の中へ入って、駐車場をゆっくりと走りながら、どこに停めようかって物色をします。
週末だけど、まだ午前中だったし、たくさんの人がいるっていう感じじゃないけれど、車が停まっていて、その中の空いているところに車を停めました。
車の前には、小さな看板みたいな、ついたてみたいなのを置いて。
狭い階段を登って。。
わたしは初めての場所だったけれど。
きっと、こういうのはどこも同じようなものだから。
TTさんが初めてかどうかは知らないけれど。
窓がない部屋に入ると、大きな音でアナウンスが流れて、テレビが付いてて。
ソファと小さな机と、大きなベッドがあって。
机の上にある冊子を開いてみたり、部屋の中をキョロキョロうろうろしてみたり。。
こういうところへきて、最初から落ち着いて座るっていうよりは、何があるのか、ひととおり確認してみたくなるっていうか。。
わたしが、うろうろとしている間、TTさんも合わせてくれるみたいに、うろうろとしていて。
部屋の中に何があって、トイレはどんな感じで。。っていうのを確認していました。
見るものも無くなると、
「風呂行くけど」
と言って、ひとりで先にお風呂場へ入っていきました。
わたしは、何もすることもないので、冊子を見たり、テレビのチャンネルを変えたり。
そういうところの特有の番組で、大きな音量で、男女が映っているものが多くって。
5分か10分もしないくらいで、TTさんはお風呂から出てきました。
「空いたよ」っていうのに合わせて、わたしもお風呂場へいくと、TTさんが散らした水滴があちこち。
ゴミ箱には、ナイロンが丸めて入ってて。
わたしもお風呂から上がったときに、ナイロンを破ってバスローブを着て、そのナイロンは丸めてゴミ箱に入れました。
温泉だったら、ひとりでのんびり入るのだけど。
広いお風呂場は温泉じゃないし、部屋ではTTさんが待っているし。
わたしも、10分くらいでお風呂から出て、水滴を散らしながら体を拭きました。
部屋へ戻ると、TTさんはベッドに腰掛けて、テレビを見ていました。
わたしは、その横に腰掛けました。
おそろいになったバスローブで。
「久しぶりだよね」
ってTTさんが言うので、わたしも頷きました。
すると、すぐに両方の肩を掴まれて、力いっぱいという感じで、ベッドに押し倒されました。
急なことで驚いていると、肩を掴んだ手で、バスローブをはだけさせられて、TTさんの前に胸を出してしまいました。
押し倒したまま、わたしの足の間には、TTさんが膝を差し込んできていて。
バスローブを留めているのは腰のヒモだけ。
胸は開かれて、足は閉じることができなくて。
足の間に膝を押しつけてくるから、ベッドの振動とか、体を揺するのとか、少しだけの動きでも、わたしを刺激してくるみたいになっていました。
ぐいぐいと押しつけてくる膝のあたまがあって、腰を少し浮かせると、そこが擦れるみたいになって。
わたしも、つい動かしてしまうような。。。。
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